鋼のように鍛えられた肉体…
絶対に屈しない強い精神…
依頼は受けた以上、一人で必ず全うする…ゴルゴ13
そんな彼もスナイパーとしてこの世に登場して52年も経つわけだが一向に肉体の衰えや歳を感じさせることは無い…!
だが、人間である以上、いつかは体が言うことを聞かなくなる日が来るはずである。
先日突然、胸に強い痛みが走り、動悸と血圧の低下で立っていることが無理な状態に…
一先ず、人目から離れ、続いて襲ってくる胸の痛みと目眩がとっさに「AEDが必要になるかも…」と感じ
すぐさま、関係者に確認すると共に一向に不安定な鼓動と痛みに「ダイヤル199を…」
担架で運ばれていくGは悲しい一コマである。
薄れる意識の中で「俺の顔を見た奴は…」などと考えてはいたかどうか定かではないが
さすがに進藤先生の姿を見るまでは死を意識しながらの救急搬送であり
「たとえ、ここで命が尽きたとしてもそれが俺の運命ならば受け入れよう
…但し、死ぬ前には家族にもう一度合わせてほしい」
と本気で思っていたことも事実である。
劇画のゴルゴ13は家族はいないが、彼とてたった一人で全てをやっている訳ではなく
信頼しているガンスミスのべリンガーやデイブ、友人ではないが理解者であるCIA長官フーバー、
死んでしまったがKGBの元長官キニスキーなど少なからずとも彼が必要とする人間が必ず周りにいるし
当のGこと私には家族も仲間もいるということである。
今回は精密検査の結果も特に異常な数値を示すものは見当たらなかったが
「その時」になってみないと判らない場合が多いので皆さん自身も周りの方でも
万一、心臓機能障害及び脳血管障害等の兆候が出た場合は、
躊躇無く「ダイヤル199」にお願いしましょう。
最後に今回、お世話になりましたMI6の長官、
関係者の皆さん、ご心配をお掛けしたプレジデントに心から御礼申し上げます。
PS:自慢ではありませんが救急車に乗るのは3回目で今回が一番辛いものでした。
こういう経験は読んで頂いた方々に少しでもとっさの参考にして頂ければとの思いで書いております。
この歳になれば万が一の準備はしておいたほうが良いかも知れませんね。
「オーダー中の鉄砲代はあそこに隠してある」とか「コレクションはリサイクルショップには持っていくな」とか
どうやって伝えようとそんなくだらん思いまで頭をよぎった2日間でした。